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Nゲージ&ジオラマのやり方

路面電車もNゲージのジオラマに取り入れてみる

鉄道模型と言えばシャープなデザインの新幹線やいくつもの車両で構成された貨物列車などのイメージがありますが、路面電車も立派な鉄道車両の一種です。
トミックスやカトーなど、日本の有名な鉄道模型メーカーが路面電車をNゲージサイズで製品化しているので、ジオラマに取り入れることで路面電車のある風景を作ることができます。

日本における路面電車の歴史は明治時代から始まり、昭和の中期ごろまでは主要な交通機関でした。多くの地域で路面電車が運用されていたので、ジオラマを作る際はその時代の特徴を踏まえてストラクチャーを置くのが効果的と言えるでしょう。もちろん、時代設定にこだわらず、現代の街並みの中を走らせる楽しみ方もあります。

路面電車

Nゲージサイズのジオラマに路面電車を用いる場合、軌道の選択にこだわることが重要です。一般的な鉄道の場合、バラストを敷き詰めた上に枕木を並べ、そこにレールを置いた線路が用いられます。しかし路面電車は石畳やコンクリート板の間にレールを敷設している形になっているので、通常の線路を用いるのは不自然です。

かつては路面電車用の軌道を自作する必要がありましたが、現在は専用の軌道が製品化されているので模型の改造経験が乏しい人でも手軽に路面電車を楽しむことができます。車両を走行させるための電源装置も通常の模型車両用の装置をそのまま使うことが可能なので、個別に用意する必要はありません。

路面電車が似合う街並みのイメージは人それぞれですが、一般的なイメージとしては大正時代から昭和の中期ごろと言えます。その時代の街並みを再現するならトミーテックのジオコレシリーズやグリーンマックスのストラクチャー類が最適です。